●全曲試聴: https://open.spotify.com/playlist/7i5T2Aiyfhd23joEZPDE9z
■テーマ曲:⑧Room W Vu / Jazz Funk Soul(from『Life And Times』Shanachie → SHACD5465)
1) ②Lost On 4th Avenue / George Colligan (from『Again With Attitude』Iyouwe Music IYW1015) 8:24
■George Colligan(p) Buster Williams(b) Lenny White (ds) (c) 2019
ホワイトのチック・コリア『グリフィス・パーク・コレクション』提供曲「L’s Bop」のカヴァーが1曲目を飾るのも嬉しいトリオ作。3人が持ち寄ったオリジナル曲が柱になっており、これは後半でピアノとハイハットがシンクロするサウンドが心地良さを生み出すトラック。
2) ⑦I Want To Stay Home With You / Julia Fordham (from『Magic』self-released JFCD 001) 3:11
■Julia Fordham(vo) Luke Tunney(tp) Grant Mitchell(p,b,orchestra) Adam Drake(g) Miles Bould(ds) © 2019
80年代から活躍するSSWは近年、ジャズを取り入れた音作りで長年のファンにも新鮮な魅力を届けている。愛娘Marleyのために書いた楽曲集で、各曲名からも母としての思いが伝わる内容。スウィンギーでジャジーなアレンジによる、曲名通りのハッピーなナンバー。
3) ③Alice In Wonderland / John Abercrombie & Don Thompson / Yesterdays (Cornerstone Records CRST CD149) 10:13
■John Abercrombie(g) Don Thompson(b) 1992, Toronto
82年に知り合って共演関係に発展した2人にとって、トンプソンの本拠地であるカナダ・トロントはデュオを育んだ特別な都市だったのだろう。アメリカン・スタンダード中心のプログラムにあって、ベース・ソロもたっぷり聴けるアバークロンビーの85年トリオ作録音曲の再演。
4) ⑥Á milli hárra fjalla / Joachim Badenhorst & Mogil (from『Adventa』Winter & Winter 9102602) 4:27
■Joachim Badenhorst(cl,b-cl) Eirikur Orri Olafsson(tp,vo,key) Heioa Arnandottir(vo) Hilmar Jensson(g) Kristin Pora Haraldsdottir(vln) © 2019
アイスランドを拠点とするバーデンホルスト&モーギルは、ジャズ、クラシック、フォーク等を融合した音楽性のユニット。グンナー・グンナルソンの同名小説に触発された本作は、北欧最北国の自然を反映させたサウンド・デザイン。管・弦楽器と女声が柔らかく融合する。
5) ⑥In Stages / Cecilie Grundt Quintet (from『Contemporary Old School』AMP Music & Records AT039) 10:03
■Øyvind Mathisen(tp) Cecilie Grundt(ts) Håvard Aufles(p) Morten Stai(b) Åsmund Smidt(ds) (c) 2019
91年ノルウェー生まれの女性サックス奏者が、トロンハイム音楽院を共通とした出身地の異なる同国の人脈で2016年にクインテットを結成。そのお披露目作は作品名に納得の、伝統と現代の共存による創造。リーダーシップを示すテナー・ソロと好調なピアノ・ソロが聴きもの。
6) ⑤New Directions Suite – Part IV – Seven Four Seven / Hagiga Sextet (from『New Directions』QFTF 9446772) 4:02
■Alon Farber(ss) Hagai Amir(as) Oded Meir(tb) Tomer Bar(p) Assaf Hakimi(b) Dani Benedikt(ds) Joca Perpignan(per) 2015-2016, Ramat Gan, Israel
イスラエルのサックス奏者が2001年に結成したセクステットの10年ぶりとなる、独レーベルからの第3弾。特定の音楽的ルールに基づいて制作した4つのパートからなる組曲を収録。その最終曲は同国の伝統音楽を想起させる旋律を含み、リーダー=ファーバーのソプラノが躍動する。