1)①Capim / 纐纈歩美(from『O Pato』M&I MYCJ-30661) 4:21
■纐纈歩美(as) Febian Reza Pane(p) 馬場孝喜(g) 小野リサ(ac-g,scat) 佐藤慎一(b) 藤井摂(ds) 2018.7.9,10, Tokyo
小野リサを初めてプロデューサーに迎えた通算8枚目となるボサノヴァ作。爽やかなブラジルの風を運んでくれる、ジャヴァン作曲のオープニングに相応しいトラック。
2)⑤Fellini’s Waltz / Enrico Pieranunzi (from『Wine & Waltzes』CAM Jazz CAMJ-7930-2) 6:03
■Enrico Pieranunzi(p) 2017.6.6, Cividale del Friuli
イタリアのワイナリーで行われた同国の巨匠ピアニストによる全曲自作のソロ・コンサート。ワルツを厚く選曲した中で、エリック・サティ的でメランコリックな旋律に惹かれる。
3)④Early Spring / Hess Winter Huntley (from『You』Abovoice 1020) 4:59
■Emil Hess(ts) Niklas Winter(g) Richard Huntley(ds) 2018.2.17-18, Helsinki
様々な場面で長く共演してきた3人が2017年に結成した北欧ユニットのデビュー作。ウィンターが書いたナンバーは温かみのあるテナーとクールなギターが溶け合うバラード。
4)②Song For A New Day / The Humanity Quartet (from『Humanity』Cellar Live CL060118) 6:22
■Joel Frahm(ts) Peter Bernstein(g) Sean Smith(b) Leon Parker(ds,per) 2016.9.13,14, 11.25,30, 12.1, NY
パーカーとスミスが中心となって、グループ名に社会的メッセージを込めたオリジナル曲集。亡きレジェンド・テナーを彷彿させるフラームのプレイに、魅力を再認識させられる。
5)①Strollin’ / Frank Cunimondo (from『Epilogue』MCG Jazz MCGJ1046) 6:39
■Frank Cunimondo(p) Paul Thompson(b) Thomas Wendt(ds) 2017, Pittsburgh
地元ピッツバーグに多大な貢献を果たしてきたピアニストによる名曲集。ホレス・シルヴァーのナンバーを、大ヴェテランらしくリラクゼーションたっぷりに仕上げている。
6)⑨Top of the Babylon / NHORHM (from『New Heritage Of Real Heavy Metal III』Apollo Sounds APLS 1812) 4:31
■西山瞳(p) 織原良次(fretless-b) 橋本学(ds) SAKI(g) 2018.7, Takasaki, Tokyo
西山瞳のヘヴィメタル・プロジェクトの完結編となる第3弾。メタリカ、スコーピオンズ等のカヴァーにあって、唯一の自作曲はギターが大暴れし、全員が躍動する痛快なトラック。
7)③Clarinet Theme From 5thPart Of Sinfonietta / Miroslav Vitous & Emil Viklicky (from『Moravian Romance』Venus VHCD-1243) 7:34
■Miroslav Vitous(b) Emil Viklicky(p) 2018.3.23, Brno, Czech Republic
チェコを代表するベーシストとピアニストのデュオ・ライヴ。ヴィクリツキーがソングブックを出している同国のヤナーチェクの楽曲で、ヴィトウスの素晴らしい技巧を堪能できる。
8)①Just This / Lars Jansson (from『Just This』Spice of Life SOL SV-0041) 4:34
■Lars Jansson(p) Thomas Fonnesbaek(b) Paul Svanberg(ds) 2018.4, Gothenburg
人生で起こるありのままを受け入れるというラーシュの人生観がアルバム・コンセプト。「ホープ」「モア・ヒューマン」と重なる作曲センスを発揮した優美な旋律が胸に染み入る。
9)①My Signature / #11 (from『Sharp Eleven』SE001) 4:03
■Fabio Bottazzo(g) 木村秀子(p) 土村和史(b) 嘉本信一郎(ds) 2017.3.27,28, Tokyo
メンバー全員が多彩な楽曲を提供した2012年結成の日伊混成カルテットによるデビュー作。エッジの効いたギターとピアノがシンクロし、ドラマティックに落着する嘉本曲。
10)①Antigua / Michel Reis (from『Japan Quartet』Mocloud MCLD-012) 8:11
■Michel Reis(p) 西口明宏(ts) 須川崇志(b) 石若駿(ds) 2017.4.17, Tokyo
ルクセンブルク・ジャズの躍進を象徴するレイスが2015年に始動したユニットの初作。日本と欧州でライヴを重ねてきただけあって、邦人若手実力者との緊密な一体感を展開。