全曲試聴: https://open.spotify.com/playlist/5BYjKJWj9qDnqLZn5ghzBT
●テーマ曲:Najee / Salvador (Blue Horn Creative, single) 4:25
1) ③Ode to Joe / Rodrigo Villagra (from『Rhythms Of Resilience』Heartbeat Music HM002) 4:05
■Erlend Vangen Kongtorp (①③~⑧:ts, ②:ss) Rodrigo Villagra (②~⑤⑦⑧:b, ①⑥:el-b) Frederik Villmow (ds) Amund Stenøien (vib) 2024.8.20, Halden, Norway
アルゼンチン出身でノルウェー在住20年超のベーシストの初リーダー作。ヴィジャグラ作の3曲と、この新興レーベルの主宰者でもあるヴィルモウ作の4曲を柱とする全8曲の本作は、コルトレーン、ショーターら60年代の米国人ジャズ・ミュージシャンからのインスピレーションをアルバム・コンセプトにした内容。ヴィルモウ提供の③は、ジョー・ヘンダーソンへのオマージュと思われ、楽想に沿ったコングトルプのテナーが貢献。

2) ④Falling Grace / Dave Pope Trio (from『Skyline』Blue Canoe Records BC1552) 7:12
■Mike Pope (p,key,el-b) John Patitucci (b,el-b) Dave Pope (ds) 2024.8, Marriottsville, MD
アトランタを拠点に活動するマルチ奏者のデイヴ・ポープ(1948~)は、2010年にマイク・ポープ+パティトゥッチとのトリオ作『You and The Night and The Music』を録音して、2012年に発表。その後、ライヴの機会がなかった3人が、14年後に行ったスタジオ録音は、パット・メセニー、ビル・エヴァンス、ウェイン・ショーターらのカヴァーを中心とした全7曲。スティーヴ・スワロウ作曲の④は、デイヴがパティトゥッチと共に6弦ベースを奏でるピアノレス・トリオが、新鮮な発見を生んでいる。

3) ④Where It Springs Into Being / Michael Arbenz Meets Andy Sheppard (from『From Bach to Ellington – Live』self-released, no number) 9:50
■Michael Arbenz (p) Andy Sheppard (ts) 2024.8.20, 21, Basel, Switzerland
アーベンツが所属したトリオVEIN(2005~2024)は、デイヴ・リーブマンやグレッグ・オズビーとの共演作の実績があり、そこで接点が生まれたシェパードとのBird’s Eye Jazz Clubでのデュオを作品化。タイトルで明らかなように、エリントンの4曲とJ.S.バッハに触発されたアーベンツの自作2曲で構成。「平均律」に由来する④は、ピアニストが持つクラシック音楽の土台が浮き彫りになると同時に、両者がデュオに至った背景も物語っている。
●Michael Arbenz meets Andy Sheppard “From Bach To Ellington – Live” TRAILER:

4) ④Smoothie / The Action 4s (from『The Action 4s』April Records APR147CD) 4:15
■Mathias Heise (hmca, ⑤:syn) Rasmus Sørensen (p,key) Conor Chaplin (el-b) Anton Eger (ds,per) 2023.11.28-30, Copenhagen
マティアス・ハイセが新グループの結成をアントン・イーガーに提案し、2023年夏のライヴを経て、このデビュー作を録音。メンバー3人が持ち寄った全9曲のプログラムは、エレクトリックな要素を導入しつつ、スリリングなバンド・サウンドを目指したもの。④はハーモニカとピアノがソロの応酬でせめぎ合いを演じるシーンで、最高潮を演出。

5) ⑤En Route / Chrome Hill (from『En Route』Clean Feed CF683CD) 3:32
■Asbjørn Lerheim (el-b,g,electronics) Atle Nymo (ts,b-cl) Roger Arntzen (b,electronics)Torstein Lofthus (ds) 2024.5.9-10, Oslo
2008年にアルバム・デビューしたノルウェーのユニット、5年ぶりの第5弾。ヨルゲン・ムンケビーが2014年に退団し、アトレ・ニーモが後任を受けたことで期待値が上昇。リーダーのアスビョルン・レールハイムが全8曲を作曲し、4人全員が編曲に関わっていることで、ユニット性を継続。⑤はロック的な暴力性が強い曲調の中、新たに船出したカルテットの結束力をアピール。

6) ①Peace Is Not Peaceful / Trilok Gurtu (from『Mirror』Jazzline CD31456) 4:55
■Trilok Gurtu (ds,per,vo) Arke String Quartet [Carlo Cantini (vln,melodica) Valentino Corvino (vln) Sandro Di Paolo (vla) Stefano Dall’Ora (b,el-b)] © 2025
20年前に共演関係が始まったグルトゥ(1951~)とイタリアのアルケ・ストリング・カルテットは、2007年に共演作『Arkeology』を発表。同作以来となるこの第2弾は、グルトゥとSQのメンバーによる全10曲を収録しており、インド音楽とジャズの融合に多国籍的要素を加えた革新的打楽器奏者が、4人目のメンバーにチェロではなくベースのSQと組んだことによるアンサンブルの妙味が本作のポイント。①はドラムと弦楽器の融合にヴォイスが加わった、独特のグルーヴが聴きどころ。
●Trilok Gurtu – Arkè String Quartet – Castello di Arco 2024:














