ジャンルを超え世界規模での活躍を続ける小曽根真。ジャズ・ピアニストとしての第一線での活動のかたわら、近年は国内外の主要クラシック・オーケストラとの共演を積極的に果たしており、3月にはアメリカ最高峰のオーケストラ「ニューヨーク・フィルハーモニック」との共演盤『ビヨンド・ボーダーズ』を発表し話題となった。また、6月8日公開の河瀬直美監督の最新映画『Vision』の音楽を手がけるなど、マルチな才能で幅広く活躍している。
そのような八面六臂の活躍が評価され、このたび平成30年春の褒章にて、学術・芸術・発明などに顕著な功績のあった者に授与される「紫綬褒章」を受章することが発表された。ジャズ・ミュージシャンの同褒章の受章は、ジョージ川口(ds)、松本英彦(ts)、渡辺貞夫(as)、穐吉敏子(p)、山下洋輔(p)、日野皓正(tp)につづき7人目。受章にあたって小曽根は次のようにコメントしている。
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この度は、思いがけずこのような褒章をいただき、驚きとともに喜びをかみしめています。これを励みにボーダーレスな世界をさらにクリエイトしていけるように頑張りたいと思います。(小曽根真 4月28日 ロシア・サンクトペテルブルクより感謝を込めて…)
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なお、小曽根は、4月30日にロシアのサンクトペテルブルクで開催されるインターナショナル・ジャズ・デーの「グローバル・ガラ・コンサート」に出演する。同祭はユネスコと米国最高峰のジャズ教育機関であるセロニアス・モンク・インスティテュート・オブ・ジャズが主催し、毎年世界各地で開催されるジャズ・イヴぇント。そのメイン・コンサートである「グローバル・ガラ・コンサート」には、世界各国からその国を代表するジャズ・ミュージシャンが招待され演奏を披露する。今回、小曽根は日本代表として自身が率いる「No Name Horses Quintet」とともに出演。
(情報提供:ユニバーサルミュージック)