スロベニアの首都が賑わいを見せるヨーロッパ屈指の長寿ジャズ祭《リュブリャナ・ジャズ・フェスティヴァル》が、6月27日から30日までの4日間、開催される。
第59回を数える今年のヘッドライナーは、初日に出演するデイヴ・ホランド(b)+ザキール・フセイン(tabla)+クリス・ポッター(ts)のクロス・カレンツ・トリオ。アルバム未発売のオールスターズは、大きな話題を呼びそうだ。その他の出演者はディセンバー・ソウル(ステファノ・バターリア/p)、ローヘイ(ノルウェー)、ゴラン・カジフェシュ(tp)・サブトロピック・アーケストラ(ヨナス・カルハマー/sax)、Clean Feed提供のリスボン・アンダーグラウンド・ミュージック・アンサンブル(ポルトガル)、エリファントゥリー(フィンランド)、ダファー・ヨーゼフ(oud)・カルテット(ア-ロン・パークス/p)、シェイク・シチュー(オーストリア)、ヴァスコ・アタナソフスキ(as,fl)・メレム・フィーチャリング・ボヤン・Z(p)、ほか。またドラミングチェリスト、MTFフィーチャリング・サブ・ライムなど、日本では無名だが才能あるスロベニアのミュージシャンも登場する。
先鋭的、革新的ミュージシャンの紹介に力を入れてきた同祭は、ヨーロッパ・ジャズ・ネットワークが顕彰する2018年度の〈Award for Adventurous Programming〉を受賞しており、その制作ポリシーが反映されたラインアップとなっている。
2019年に節目の第60回を迎える同祭は、早くも来年度のポスターを公表。祝賀ムードが高まっている。
<リュブリャナ・ジャズ・フェスティヴァルオフィシャルサイト>