8月28日に大阪、8月31日と9月1日に東京で公演を行ったチック・コリア。ロード・クルーによるリポートと写真が届いたので、以下に紹介しよう。
みなさん!
アコースティック・バンドとエレクトリック・バンドは、この1週間、3日間を陽気にさせる日本でのショーをいっぱいに詰め込んで帰国しました!
初日の大阪は世界中の有名なアーティストが出演してきた高級なエンターテイメント・クラブ、ビルボードライブのアコースティック・バンドでした。このトリオは2セットの満員の観客の前で演奏し、「ハンプティ・ダンプティ」、「イン・ア・センチメンタル・ムード」、スカルラッティのソナタ、そしてうってつけの選曲と言える「ジャパニーズ・ワルツ」を含む豊富なセットリストを組みました。この夜は大成功で、2セットの素晴らしい日本の観客からの反応は、確かにそのことを反映していました。






次は待望の《東京ジャズ・フェスティヴァル》でした。このフェスティバルの会場は、日本最大の放送局であるNHKが所有・運営する3,500席の無垢な響きを持つNHKホール。アコースティック・バンドが登場すると満員の観客が鳴り響く拍手で迎え、オープニング曲の「オン・グリーン・ドルフィン・ストリート」からアンコールの「スペイン」まで、一晩中歓声を上げ続けました。アヴィシャイ・コーエン、カマシ・ワシントンなどのバックステージにいた友人や仲間のミュージシャンも、この夜のトリオを目撃して、まるで魔法のようなパフォーマンスだと感じていたほどです。






次の夜、そして《東京ジャズ》の最後の夜はエレクトリック・バンドで、1年以上ぶりの共演となりました。グループが登場すると、満員の観客を「チャージド・パーティクルズ」で絶対的に“活性化”し、「CTA」、「アラン・コーデイ」、そして最後に湯気が出るような「ゴット・ア・マッチ?」などのお気に入り曲を続けました。
https://www.facebook.com/chickcorea/videos/vb.27696763923/761964677595096/?type=2&theater
これにて終演を望んだ観客は一人もいませんでした。その後、エレクトリック・バンドのプレイを見た舞台裏のミュージシャンが言ったのです。「ステージで5人のスーパーヒーローが、一晩中レーザービームを発射するのを見るような感覚でした」。






日出ずる国では短い滞在でしたが、大成功を収めたものであり、高いレヴェルのミュージシャンシップと高揚した聴衆でいっぱいでした。チックは10月の初めにクリスチャン・マクブライド、ブライアン・ブレイドと共に、再びツアーを始めます。お楽しみに!
■チック・コリア・アコースティック・バンド:チック・コリア(p)、ジョン・パティトゥッチ(b)、デイヴ・ウェックル(ds)
■チック・コリア・エレクトリック・バンド:チック・コリア(p,key)、エリック・マリエンサル(as)、フランク・ギャンバレ(g)、ジョン・パティトゥッチ(el-b)、デイヴ・ウェックル(ds)