ユネスコが制定し、セロニアス・モンク・インスティテュート・オブ・ジャズと共同で運営される《インターナショナル・ジャズ・デイ》(IJD)が、第7回の今年も4月30日に開催が決定。ユネスコ親善大使のハービー・ハンコックとユネスコのゼネラル・ディレクター、オードレイ・アズーレイは、ロシアのサンクトペテルブルクが主催都市となるグローバル・コンサートの概要を発表した。
ハンコックとロシアのイゴーリ・ブトマンが芸術監督を務める同公演は、市内のマリインスキー劇場で開催され、ライヴ・ストリーミングで配信される。出演者はハンコック(p)、ブトマン(ts)、音楽監督兼任のジョン・ビーズリー(key)のほか、ティル・ブレナー(tp,vo)、ジェームス・モリソン(tp)、ブランフォード・マルサリス(ts)、ラドレッシュ・マハンサッパ(as)、アントニオ・ファラオ、ロバート・グラスパー、ダニーロ・ペレス、小曽根真(p)、ジョーイ・デフランセスコ(org)、リー・リトナー、ギラッド・ヘクセルマン(g)、ジェームス・ジナス、ベン・ウィリアムス(b)、オラシオ・エルナンデス、テリ・リン・キャリントン(ds)、ダイアン・リーヴス、シリル・エイメー、ルシアーナ・ソウザ、カート・エリング(vo)、マンハッタン・トランスファー(cho)、モスクワ・ジャズ・オーケストラと、例年以上に国際色豊かな顔ぶれが揃う。

IJDは第1回の2012年にニューオリンズ、ニューヨーク、パリで開催。翌年からは中心となる主催都市が毎年制定され、2013年のイスタンブール、2014年の大阪、2015年のパリ、2016年のワシントンD.C.、2017年のハヴァナと運営されてきた。
今年は同日に190ヵ国以上の都市で、記念イヴェントが開催予定。第1回の会場でもあるニューオリンズのコンゴ・スクウェアでは1718年のニューオリンズ市制定から300年の節目を記念して、4月22日に特別コンサートが行われる。
Official website: https://jazzday.com/