アイスランドの首都で開催され、今年で第29回を迎える《レイキャビーク・ジャズ・フェスティヴァル》のラインアップが発表された。会期は9月5日から9日までの5日間で、市内6ヵ所の会場で行われる。
ヘッドライナーは同祭ウェブサイトのトップページに採用されたマリリン・マズール(per)の新しいプロジェクト“シャマニア”。北欧のミュージシャン10名とダンサーによる、全員女性のユニットで、年末にデビュー作のリリースを控える。
プログラムの特色の一つが、アイスランドのミュージシャンと他国の著名ミュージシャンが組んだユニットだ。昨年スウェーデンのラーシュ・ヤンソン(p)3との共演作『Green Moss Black Sand』(Storyville)を発表したシグルズール・フロサソン(as)は、ヤンソンとのデュオで出演。同国の代表的ピアニスト、スンナ・グンロイグスは、自己のトリオにフィンランドのヴェルネリ・ポーヨラ(tp)を迎えたカルテットで。ニューヨークでキャリアを積んだAgnar Mar Magnusson(p)は、現地で出会ったノルウェー出身のラーゲ・ルンド(g)と、今秋発売予定のデュオのプレミア公演となる。
海外からの招聘組ではECMの初期から関係を続けるギタリスト、ラルフ・タウナーのソロ、今やポーランドのトップ・ピアニストの地位を築いたマルチン・ヴァシレフスキのトリオ、バルセロナを拠点に活動する女性ベーシスト、ジュリア・ヴァレのトリオと、国際色の豊かさも意識したブッキングが感じられる。
- 公式ホームページ:https://reykjavikjazz.is/
- 情報提供:Iceland Music