ピアニストの大西順子と作編曲家の挟間美帆が、強力なプロジェクトをスタートさせる。
「順子と美帆 爵士合奏団」(英語表記:JUNKO ONISHI & MIHO HAZAMA LARGE JAZZ ENSEMBLE)は伝統的なジャズ・ビッグ・バンドに近い15人編成で、挟間は指揮者に専念。トリオでレギュラー活動を続けてきた大西は、3管編成作『バロック』(2010年)を制作し、サイトウ・キネン・オーケストラとの共演(2013年)がある。
挟間は『ジャーニー・トゥ・ジャーニー』(2012年)と『タイム・リヴァー』(2015年)の13人編成作が内外で高い評価を受け、今年はオランダのメトロポール・オーケストラ・ビッグ・バンドとの共演作『ザ・モンク:ライヴ・アット・ビムハウス』で、さらに前進した姿を印象付けた。
去る2月に行われた大西のカルテット+公演では、挟間がゲスト出演し、大西がMCで年内にコラボ・プロジェクトをやりたいと語っていた。
その予告通りに、今回実現する1夜限りのステージ。今後の発展に期待が寄せられる記念碑となることは間違いない。
Junko Onishi
Miho Hazama