<ジョヴァンニ・ミラバッシ公演中止のお知らせ>
下記ニュース記事でお伝えしました4月20日のジョヴァンニ・ミラバッシ公演は、中止となることが丸の内コットンクラブから発表されました。詳しくは同店ウェブサイトでご確認ください。 http://www.cottonclubjapan.co.jp/jp/sp/artists/giovanni-mirabassi/
本邦レコード会社との親密な関係や、アニメ作品由来の楽曲カヴァー、たびたびの来日公演を通じて親日家ぶりがファンには知られるピアニスト、ジョヴァンニ・ミラバッシが、2年ぶりに丸の内コットンクラブのステージに立つ。トリオ+サラ・ランクマン(vo)の前回とは趣を変えたソロということで、ピアノにフォーカスしたセッティングがミラバッシの真髄を味わえる最適の環境だと言える。直近のソロ作には2017年リリースの『Live In Germany』(CAM Jazz)があり、同作はエラ・フィッツジェラルドら3名のヴォーカリスト所縁の選曲が特色だ。

2019年のミラバッシは2枚のアルバムを発表して、旺盛な活動ぶりを印象付けた。春の第1弾はサラ・ランクマン(vo)との共同名義による『Intermezzo』(Jazz Eleven)で、フレンチ・シンガーがミラバッシの母国の所縁曲をイタリア語で歌ったソング・ブックだ。クインシー・ジョーンズの賞賛を受け、ミラバッシに現在までのプロ活動の支援を受けるサラが、「エスターテ」「ヴェドライ・ヴェドライ」等で見事な歌唱力を披露。随所で挿入されるピアノ演奏も、もちろん聴き応え十分な仕上がりである。

12月発売の『MITAKA CALLING -三鷹の呼聲(よびごえ)』(Nippon Columbia)は、レギュラー・トリオによる作品。子供の頃からスタジオ・ジブリの作品を通じて日本のアニメーションに親しんできたミラバッシは、過去に自身のアルバムでたびたびジブリ関連曲を選曲しており、2015年にはアニメ曲集『アニメッシ~天空の城ラピュタ ほか~』で愛好者ぶりを印象づけた。同作で親交が生まれた宮崎駿監督からのお墨付きを得たミラバッシは、新作で『となりのトトロ』『崖の上のポニョ』『千と千尋の神隠し』等の人気作の挿入曲をカヴァーし、アニメ曲への愛情をアルバムとして表現している。
●杉田宏樹のミラバッシ・インタヴュー記事:https://www.barks.jp/news/?id=1000114374

ミラバッシのソロ作と言えば、評価を決定づけた出世作『Avanti!』(2001年、Sketch)が有名であり、今回の公演は過去と現在が結びついたミラバッシのソロ最新形に期待が寄せられる。
【公演中止】
ジョヴァンニ・ミラバッシ・ソロ2020年4月20日(月)丸の内コットンクラブ
[1st.show] open 5:00pm / start 6:30pm
[2nd.show] open 8:00pm / start 9:00pm
MEMBER
Giovanni Mirabassi (p)
●コットンクラブ http://www.cottonclubjapan.co.jp/jp/sp/artists/giovanni-mirabassi/