テナー&ソプラノサックスの現役世界最高峰として、音楽ファンに感動を与え続けるウェイン・ショーター(1933~)が、新作『エマノン』をリリースすることが明らかになった。
グラミー賞受賞のBlue Note復帰作『ウィズアウト・ア・ネット』(2013年)以来、5年ぶりとなる新作は、CD3枚組とグラフィック・ノヴェルがセットになった豪華作品。CDには2001年の結成以来、不動のメンバーで活動を続けているダニーロ・ペレス(p)+ジョン・パティトゥッチ(b)+ブライアン・ブレイド(ds)とのカルテットと34名のオルフェウス室内管弦楽団とのコラボレーション・トラック、そして同カルテットでのロンドンでのコンサート音源を収録。すべてショーターのオリジナル曲で構成されている。
少年時代から漫画を好んで描いていたショーター自身の原作(モニカ・スライとの共作)で、ランディ・ダバークのイラストによるグラフィック・ノヴェルを収録したスペシャル・パッケージ。音楽的にも視覚的にもショーター・ワールドがぎっしり詰まったファン必携の作品となっている。
輸入盤はスタンダード・エディション(3CD+グラフィック・ノヴェル)と、デラックス・エディション(180g重量盤LP3枚組+3CD+グラフィック・ノヴェル)の2ヴァージョンで、ショーターの85歳の誕生日の前日に当たる8月24日発売予定。国内盤は、スタンダード・エディションの輸入アートワークに国内プレスのSHM-CD 3枚をセットしたものが9月5日に発売予定。いずれも完全限定生産で、デジタル版での発売はない。
■アルバム・ティザー映像