米セロニアス・モンク・ジャズ協会は、2018年度の「セロニアス・モンク・ジャズ協会国際ピアノ・コンペティション」の開催概要を発表した。会期は12月2、3日で、初日にはワシントンD.C.の国立自然史博物館内のスミソニアン協会ベアード・オーディトリアムで、14名のセミファイナリストがロドニー・ウィテカー(b)、カール・アレン(ds)と共に、15分間の試演を行う。2日目は3名に絞られたファイナリストが、ケネディセンター・アイザンハワー劇場で最終選考に臨む。優勝者には奨学金25,000ドルとConcord Music Groupとのレコーディング契約が、第2位には15,000ドルが、第3位には10,000ドルが授与される。審査員はモンティ・アレキサンダー、ジョアン・ブラッキーン、サイラス・チェスナット、ハービー・ハンコック、ジェイソン・モラン、ダニーロ・ペレス、リニー・ロスネスのピアニスト6名。
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最終選考会に続いて開催されるオールスター・ガラ・コンサートは、20年以上にわたって協会をサポートし、今年逝去したアレサ・フランクリンへの追悼プログラムが含まれる。ジョン・ビーズリー(key)が音楽監督を務め、ジミー・ヒース(ts)、テリ・リン・キャリントン(ds)、レディシ(vo)のバンドに、アンブローズ・アキンムシーレ(tp)、メリッサ・アルダナ(sax)、クリス・バワーズ(p)、ジャズメイア・ホーン(vo)、リンダ・オー(b)、ジャミソン・ロス(ds)といったモンク・コンペ入賞者が加わる。同時に授与される「マリア・フィッシャー創設者賞」はディー・ディー・ブリッジウォーター(vo)の受賞が決定している。今回のピアノ・コンペは元々、2017年に開催される予定で、米ジャズ誌にも告知されていたが、諸事情のため延期されていた。
*Thelonious Monk Institute International Jazz Vocals Competition 2015
https://monkinstitute.org