米NY出身で91年から東京を拠点に活動するピアニスト/作編曲家のジョナサン・カッツがリーダーの“Tokyo Little Big Band”が、丸の内コットンクラブに出演する。カッツは東京で活躍する各国のミュ-ジシャンと、2008年にTokyo Big Bandを結成。毎年の定期演奏会や各地の学校コンサートを通じて、魅力を発信し続けてきた。2019年リリースのデビュー作『SAKURA』(Kunitachi Music Academy)は、「さくらさくら」「春の小川」「浜辺の歌」等、日本の古謡や唱歌に独自のアレンジを加え、19名の楽団にゲストとコーラスが参加した編成で演奏した内容。昨年の同店出演からちょうど1年のタイミングで、TBBが12名のTLBBに再編成された形となる。プログラムは『SAKURA』収録曲のほか、オリジナルやスタンダード・ナンバーが予定されている。

■公演詳細ページ⇒ http://www.cottonclubjapan.co.jp/jp/sp/artists/tokyo-big-band/

【ジョナサン・カッツ Bio】
米NY出身。吹奏楽とビッグ・バンドの音楽教師である父に影響を受け、6歳でピアノ、9歳でホルンを始める。11歳の頃にジャズに目覚め、高校時代にカウント・ベイシー・オーケストラの音楽監督フランク・フォスタ−等と共演。イェール大学とイーストマン音楽大学院で音楽を幅広く学び(その間の一年は上智大学に留学)、東京を拠点にする。故レイ・ブラウン、ケニー・バレル、ルー・タバキン、トム・ハレル、エディー・ヘンダーソンなどのジャズの巨匠と共演。94年に初ジャズ・ピアノ・トリオCDをリリース。2000年にハンク・ジョーンズに代ってレイ・ブラウン(b)・カルテットに参加、ブルーノート東京に初出演する。
2003年に日米混成カルッテット「NYTC」を結成、日米両国でツアーと録音を重ねる。自分の音楽性と作編曲術をさらに磨くために2008年に設立した19人編成「TOKYO BIG BAND」のリーダーであり、2019年3月に同楽団による11曲の日本叙情歌のジャズ・アレンジが収録されたCD『SAKURA』をリリース。同年2月に歌手アンドレア・ホプキンズとのデュオ「Happy Talk」のライヴCD『All About Love』をリリース。4月にサントリーホールに「ディズニーワールドビート」ビッグ・バンドのピアニストとして出演。
ボブ佐久間(arr)の指揮のもと、ポップス・ピアニストとしてN響、東京フィルハーモニーなどと共演し、川畠成道、五木ひろし、小野リサなど多ジャンルのアーティストと共演し、編曲を担当。スウィンギーかつ詩的な響き、ユーモア感も出る、アイディアに溢れたピアノ・プレイと作編曲スタイルで、ジャズ・ファンのみならずのみならず幅広いリスナー層に支持されている。