米NY出身で91年から東京を拠点に活動するピアニスト/作編曲家のジョナサン・カッツがリーダーの“Tokyo Little Big Band”が、丸の内コットンクラブに出演する。カッツは東京で活躍する各国のミュ-ジシャンと、2008年にTokyo Big Bandを結成。毎年の定期演奏会や各地の学校コンサートを通じて、魅力を発信し続けてきた。2019年リリースのデビュー作『SAKURA』(Kunitachi Music Academy)は、「さくらさくら」「春の小川」「浜辺の歌」等、日本の古謡や唱歌に独自のアレンジを加え、19名の楽団にゲストとコーラスが参加した編成で演奏した内容。昨年の同店出演からちょうど1年のタイミングで、TBBが12名のTLBBに再編成された形となる。プログラムは『SAKURA』収録曲のほか、オリジナルやスタンダード・ナンバーが予定されている。
【公演情報】 TOKYO LITTLE BIG BAND 東京リトル・ビッグバンド 2020年7月31日(金)& 8月1日(土) ■7月31日(金) [1st.show] 開場 5:00pm / 開演 6:00pm [2nd.show] 開場 7:45pm / 開演 8:45pm ■8月1日(土) [1st.show] 開場 3:30pm / 開演 4:30pm [2nd.show] 開場 6:15pm / 開演 7:15pm <メンバー> ジョナサン・カッツ(p,director,arr)、ジョー・モッター、岡崎好朗(tp)、佐藤洋樹、三塚知貴(tb)、スティーヴ・サックス、鈴木圭、アンディ・ウルフ、宮木謙介(sax)、原とも也(g)、井上陽介(b)、加納樹麻(ds)■公演詳細ページ⇒ http://www.cottonclubjapan.co.jp/jp/sp/artists/tokyo-big-band/
【ジョナサン・カッツ Bio】
米NY出身。吹奏楽とビッグ・バンドの音楽教師である父に影響を受け、6歳でピアノ、9歳でホルンを始める。11歳の頃にジャズに目覚め、高校時代にカウント・ベイシー・オーケストラの音楽監督フランク・フォスタ−等と共演。イェール大学とイーストマン音楽大学院で音楽を幅広く学び(その間の一年は上智大学に留学)、東京を拠点にする。故レイ・ブラウン、ケニー・バレル、ルー・タバキン、トム・ハレル、エディー・ヘンダーソンなどのジャズの巨匠と共演。94年に初ジャズ・ピアノ・トリオCDをリリース。2000年にハンク・ジョーンズに代ってレイ・ブラウン(b)・カルテットに参加、ブルーノート東京に初出演する。
2003年に日米混成カルッテット「NYTC」を結成、日米両国でツアーと録音を重ねる。自分の音楽性と作編曲術をさらに磨くために2008年に設立した19人編成「TOKYO BIG BAND」のリーダーであり、2019年3月に同楽団による11曲の日本叙情歌のジャズ・アレンジが収録されたCD『SAKURA』をリリース。同年2月に歌手アンドレア・ホプキンズとのデュオ「Happy Talk」のライヴCD『All About Love』をリリース。4月にサントリーホールに「ディズニーワールドビート」ビッグ・バンドのピアニストとして出演。
ボブ佐久間(arr)の指揮のもと、ポップス・ピアニストとしてN響、東京フィルハーモニーなどと共演し、川畠成道、五木ひろし、小野リサなど多ジャンルのアーティストと共演し、編曲を担当。スウィンギーかつ詩的な響き、ユーモア感も出る、アイディアに溢れたピアノ・プレイと作編曲スタイルで、ジャズ・ファンのみならずのみならず幅広いリスナー層に支持されている。