昨年からのコロナ禍において、積極的に自身の音楽を発信し続けるピアニスト・作曲家のフレッド・ハーシュが、新たに7日間のストリーミング・ライヴを開催することが発表された。
「The Year That Was」と題したライヴは、3月15日(月)から3月21日(日)まで、連日EST(米国東部標準時)午後1時(日本時間:+14時間)からFacebook Liveで公開される。レパートリーは毎日新しくなる予定で、ハーシュが過去12ヵ月間に個人的に共鳴した楽曲が特徴。ザ・ビートルズ、マーヴィン・ゲイ、アレック・ワイルダー、ジェームス・テイラー、J.S.バッハが含まれるという。
ハーシュは視聴者に対して、各日に選んだ異なる慈善団体の支援を呼びかける。
団体名は以下の通り。
Feeding America:https://www.feedingamerica.org/
Jazz Foundation of America:https://jazzfoundation.org/
International Rescue Committee:https://www.rescue.org/
Haitian Alliance for Global Health:https://www.gheskio.org/
Grammy Foundation’s MusiCares:https://www.grammy.com/musicares
UNICEF:https://www.unicef.org/
ハーシュは昨年3月中旬の午後1時に、Facebook Liveで毎日「今日の曲」の公開をスタート。ロックダウンの最初の週に親友がCOVID-19で他界したことがあり、その喪失に対処する点でもハーシュにとって治療的で、人々の日々を明るくできるかもしれないと考えた。多数の視聴者を得た約6週間後、通常の配信の終了と、その後は自身の心が動いた時に行うことを決めた。
この経験を踏まえてハーシュは昨年8月にペンシルベニアの自宅でレコーディングを行い、11月にソロ・ピアノ作『Songs From Home』(Palmetto)をリリース。ザ・ビートルズ、ジョニ・ミッチェル、ジミー・ウェッブ、ブロードウェイ・ナンバー、古謡といった、ハーシュがジャズの道に進む前の、60~70年代に親しんだ楽曲をカヴァーしている。
●『Songs From Home』試聴:
●Fred Hersch Facebook page:https://www.facebook.com/fredherschmusic