2001年に『ガール・トーク』でアルバム・デビューして以来、幅広い音楽性で日本のジャズ・シーンにおいて常に異色の存在であり続けてきたヴォーカリストのakikoが、20周年のタイミングでスペシャル・プロジェクトとなるウクレレ弾き語りアルバムを制作。
全20曲はスタンダード・ナンバーの「アズ・タイム・ゴーズ・バイ」「オール・オブ・ユー」「メイキン・ウーピー」や、トラディショナルの「ダニー・ボーイ」、ハワイアンの「アロハ・オエ」等で構成され、口笛による「ティー・フォー・トゥー」、ハミングの「煙が目にしみる」、カズー使用の「ス・ワンダフル」、スペイン語歌唱の「Cuando Vuelva A Tu Lado」を含め、シンプルなセッティングによるアットホームな内容となっている。
パッケージは15×21cm、25ページのブックレット仕様で、歌詞と多数の写真を収録。カヴァーアートはナレーション、ラジオDJとしても活動するRIO UMEZAWAによる描き下ろし作品を使用している。
今回の新作に関して、akikoから以下のメッセージが寄せられた。
ウクレレの弾き語りをデビュー20周年のタイミングで作品にしてみようと思ったのは、普段家では全く鼻歌すら歌わない私が、昨年からのコロナ禍で部屋にそれとなく置いてあるウクレレを手にとって誰に聴かせるでもなく歌ったりするようになり、そうしているうちに思いがけず自分自身が癒されているのに気づいたことがきっかけです。
それから、私は練習嫌いで何事も(歌も)自主的にトレーニングするのが苦手なタイプの人間なので、「ウクレレアルバムを作る」という目標を立てて、嫌でも練習せざるを得なくした、というのもあります(笑)。
初めての弾き語りの一発録りで、ウクレレのミスだけでなく声も裏返ったりキーを外してしまったり、きっと20年前の私なら許せなかったテイクもそのまま残しています。歌い手にとっては少し恥ずかしい気持ちもありますが、家で気楽に「弾き語り」している雰囲気を残したかったので、多少のことは気にせずリラックスムードで作りました。
歌もウクレレも決して作り込まれた完成度はありませんが、こんな時代だからこそ、気楽に楽しんでいただけたら嬉しいです。
【作品情報】
akiko 20th Anniversary project
akiko “Ukulele Lady”
2021.6.21 On Sale
PMCJ-1001 / \3,000 (tax in.)
Ukulele Lady Walkin’ My Baby Back Home My Blue Heaven As Time Goes By Tea For Two(whistle) All Of You Guilty (Back Home Again In) Indiana East Of The Sun Someday My Prince Will Come(humming) Makin’ Whoopee Cuando Vuelva A Tu Lado Danny Boy ’S Wonderful(kazoo) My Buddy Look For The Silver Lining My Baby Just Cares For Me Smoke Gets In Your Eyes (humming) It Had To Be You Aloha ‘Oe Produced by akiko
All Vocal & Ukulele : akiko
Supervised by Hiroyuki Tominaga
【リリース・ライブ情報】
8月15日(⽇):ビルボードライブ横浜 akiko 20th Anniversary with Gentle Forest Jazz Band
9月 3日(⾦) :ビルボードライブ⼤阪 akiko 20th Anniversary with Gentle Forest Jazz Band
【akiko】
2001 年、名門ジャズレーベルVerve初の日本人女性シンガーとしてユニバーサル ミュージックよりデビュー。既存のジャズの枠に捕われない幅広い表で現在までに 23 枚のアルバムを発表、国内外で活動を展開する。これまでに「ジャズ・ディスク大賞」 や「Billboard Japan Music Award」を始め、数々のミュージックアワードを受賞。2003 年にはエスティー・ローダーより日本人女性 に送られる美の賞「ディファイニング・ビューティー・アワード」を授与される。 また音楽以外にもファッション方面のコラボレーションやプロデュース、選曲、執筆など、活動は多岐に渡り、声を使ったヴォイス・ワークショップや子供のためのジャズワークショップの他に、アーユルヴェーダワークショップやリトリートツアーなども開催している。
現在、ジャズを軸に人生の様々なテーマについて描いたエッセイ集 『ジャズを詠む』、ピアニスト林正樹氏とのコラボレーション・アルバム『spectrum』が好評発売中。2021年はデビュー20周年を迎える。音楽性やファッション性のみならず、そのライフ・スタイルにも多く支持が集まる。
■情報提供:Ability Music