『ジュラシック・パーク』シリーズや『ザ・フライ』等の映画やTVで活躍する米国人俳優ジェフ・ゴールドブラム(65)が、ジャズ・ピアニストとしてアルバム・デビューする。
エロール・ガーナー(p)を愛聴する父親のもと、幼い頃から家でジャズを聴いて育ったゴールドブラムは、クラシックのピアノ・レッスンからスタートし、すぐジャズへ転向。15歳からピッツバーグのホテルのカクテル・ラウンジなどで演奏を始め、ここ20年ほどは自身のジャズ・バンド、ザ・ミルドレッド・スニッツァー・オーケストラと共にLAやNYでライヴを行っている。デビュー・アルバムとなる『ザ・キャピトル・スタジオ・セッションズ』はLAの歴史ある同スタジオに観客を入れたライヴ録音。プロデューサーはジョニ・ミッチェル(vo,g)、ハービー・ハンコック(p)、マデリン・ペルー(vo)、メロディ・ガルドー(vo)などを手掛けたマルチ・グラミー受賞者のラリー・クライン。
●Jeff Goldblum & The Mildred Snitzer Orchestra『The Capitol Studio Sessions』PV
収録曲はハービー・ハンコックの「カンタロープ・アイランド」、ニーナ・シモン(vo)のヴァージョンでヒットした「アイ・ウィッシュ・ハウ・イット・フィールズ・トゥ・ビー・フリー」、アイルランドを代表するシンガー・ソングライター、イメルダ・メイを迎えた「ストレイトゥン・アップ&フライ・ライト」、米国人歌手ヘイリー・ラインハートを迎えた「マイ・ベイビー・ジャスト・ケアズ・フォー・ミー」、米国のコメディアン女優サラ・シルヴァーマン(vo)を迎えた「ミー・アンド・マイ・シャドウ」等で、グラミー賞受賞トランペッターのティル・ブレナーが半数の7曲に参加したことも注目される。
ゴールドブラムは次のようなコメントを発表している。
「私はインプロヴィゼーションが大好きで、そのコミュニケーションにおける相互作用の感覚も大好きです。それは私の演技テクニックの基礎の一つで、自分の音楽も同じように見ています」。
9月5日には、アルバムの発表を記念して、ロンドンのセント・パンクラス駅にゴールドブラムがサプライズで登場し、ピアノを演奏。ちなみにそのピアノはエルトン・ジョンが駅構内で自由に弾くことができるように寄贈したものだ
■リリース情報
ジェフ・ゴールドブラム『ザ・キャピトル・スタジオ・セッションズ』(UCCU-1584)
Jeff Goldblum & The Mildred Snitzer Orchestra 『The Capitol Studios Sessions』
発売日:2018年11月9日(金)
<収録曲>
1. カンタロープ・アイランド
Cantaloupe Island
2. ドント・メス・ウィズ・ミスター T (feat. ティル・ブレナー)
Don’t Mess With Mister T (feat. Till Bronner)
3. マイ・ベイビー・ジャスト・ケアズ・フォー・ミー (feat. ヘイリー・ラインハート)
My Baby Just Cares For Me (feat. Haley Reinhart)
4. ストレイトゥン・アップ・アンド・フライ・ライト (feat. イメルダ・メイ&ティル・ブレナー)
Straighten Up And Fly Right (feat. Imelda May & Till Bronner)
5. ジェフ・イントゥロデューシズ・サラ・シルヴァーマン (feat. サラ・シルヴァーマン)
Jeff Introduces Sarah Silverman (feat. Sarah Silverman)
6. ミー・アンド・マイ・シャドウ (feat. サラ・シルヴァーマン&ティル・ブレナー)
Me And My Shadow (feat. Sarah Silverman & Till Bronner)
7. ノスタルジア・イン・タイムズ・スクエア
Nostalgia In Times Square
8. イット・ネヴァー・エンタード・マイ・マインド (feat. ティル・ブレナー)
It Never Entered My Mind (feat. Till Bronner)
9. ジー・ベイビー (エイント・アイ・グッド・トゥ・ユー) (feat.ヘイリー・ラインハート)
Gee Baby (Ain’t I Good To You) (feat/ Haley Reinhart)
10. アイ・ウィッシュ・アイ・ニュー (ハウ・イット・クッド・フィール・トゥ・ビー・フリー)
I Wish I Knew (How It Could Feel To Be Free)
11. ディス・ビター・アース (feat. イメルダ・メイ&ティル・ブレナー)
This Bitter Earth (feat. Imelda May & Till Bronner)
12. カモン・ナ・マイ・ハウス (feat. イメルダ・メイ&ティル・ブレナー)
Come On-A-My House (feat. Imelda May & Till Bronner)
13. キャラヴァン (feat. ティル・ブレナー)
Caravan (feat. Till Bronner)
14. グッド・ナイツ
Good Nights
*日本盤ボーナス・トラック収録予定
<パーソネル>
ジェフ・ゴールドブラム(p) アレックス・フランク(b) ジェイムス・キング(as) ジョー・バッグ(hammond org) ジョン・ストーリー(g) ケニー・エリオット(ds)
●情報提供:ユニバーサル・ミュージック